オカマが鍵かもしれないこの運動

 今日、インターンの面接のために六本木に行ってきた。高層ビルの中にある企業だったけど、ロビーにはスーツ姿で歩くOLの方がたくさんいた。年配の方から自分と年の変わらない方まで様々だった。今日はいなかったけど、たまにスーツを着ているOLに魅力を感じる時がある。

 女性の社会的地位の向上が謳われてから長い年月が過ぎている。今日ちらっと見たネット雑誌でも“女性が管理職として働ける会社”みたいな特集が組まれていた。確かに以前よりは女性が社会で働きやすくなり、管理職も多くなってきているのかもしれない。

 想像してみて欲しい、この社会的地位の向上が達成される日を。女性が率先して働いている絵は浮かぶが、社会がどう変わっていくのかはまったく想像つかない。というか、社会自体は変わらない気がする。出産年齢が全体的に上がるとかそういったサイドエフェクトはいくらでも考えられるけど、本質の変化は何があるんだろうか。女性の社会的地位が向上されるとどのようなメリットが社会にあるんだろうか。そしてこのゴールはいつで、誰が決めるのか。

 逆も想像してみた。女性の社会的地位向上が100%に到達できませんでしたというパターン。つまりこの運動が中途半端に終わるパターン。これは女性は男性より仕事ができないなどの男女間の優劣をはっきりとさせてしまう結果につながる。最悪な提示だと思う。結局うまくいきませんでしたは絶対に許されない。しかし、もうそろそろこの運動の期日は迫っているように感じる。

 この運動には男女平等という考えが少しでも関わっているように思っていた。男女は平等であるべきなんだから、キャリアウーマンがもっと社会に受け入れられる体制をとらなきゃだめだよねっていう考えでこの運動が始められたのもあるだろう。人の集まりが社会になる。人の考えが変われば社会の考えも変わる。その論理で女性の地位向上が謳われた。しかし、下手をすればこの運動が男女平等の考えを打ち砕く原因になるかもしれないことは当時考えられていたのだろうか。

 女性がキャリアをつめる社会作りは大切なものだろうけど、やり方が違うのかもしれない。今では当たり前のこの運動も少し考えればゴールってなんなのっていう疑問は誰でも抱くだろう。終点のない政策に社会は一丸となって動いている。10年後がどうなっているか。たぶん変わっていない。女性が注目を集めているというより、今の時代はオカマの方が注目されている。オカマが鍵になるかもね。

Seiru Sato

Don't settle. 考え、行動し、発信する。 面白い話をたくさん出来た人生は楽しい人生と言える。

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