大人も子供も関係のない時代
“7歳女児を自宅に連れ込み、26歳男性逮捕”という記事を目にして、なんか怖かった。この事件が怖いのじゃなく、当たり前のことすぎてどうでも良かった。
自分の住んでいるアパートの敷地内で女の子が遊んでいたから、一緒に遊ぼうと思い部屋に誘ってゲームをし、その後外を一緒に歩いているところをその子の親に発見されて、男は逮捕されたと言う。
まず思うのはただ男の人は遊びたかっただけで、害を及ぼしてはいないということ。だからこの“連れ込む”って言う表現は適当じゃない。連れ込むって言う言葉を使うだけで、その男がすごい悪いことをしたかのように映ってしまう。
この事件、1番悪いのは母親である。そんなに大事な子供なら目を離さずちゃんと見守ってろ。それを善意で一緒に遊んでいた男性を不審者扱いするのはなんか違う気がする。
なぜ、こんな小さな事件がネットのニュースで大きく取りあげられているか。時代のせいもあるだろう。子供を狙った悪質な事件がだんだんと世間に大きく取りあげられてきて、世間もそのような事件に敏感になってきているから、メディアからしたらおいしい事件なのだろう。だいぶ前からロリコンという言葉が謳われ始めて、今まで隠れていたロリコンが表に出て来た。近年になってこういう子供に対する事件が増えて来たように思えるだろうけど、昔から実はあり、でもオカルトとして隠されていただけなのかもしれない。だから事件数としてはさほど変わっていないのかもしれない。
自分にも12個年の離れた妹がいるけど、もし赤の他人であったらこの年の子と遊ぶだけで犯罪になってしまうのかと思うとゾッとする。
ロリコンという言葉が普通に使われるようになり、この言葉によって大人と子供の間にさらに強い線引きがされたように思われる一方、ロリコンが大人と子供を繋ぐ架け橋になっているのかもしれない。遊びや犯罪や仕事や恋愛でも、大人と大人や子供と子供という考えはもう古い。ロリコンという言葉が認められている以上、このような事件が発生するのは当たり前のようなこと。もはや事件でもなんでもない。ただ男と年下の女が遊んだだけだ。どんな危害を加えたのかで事件は問われるべきだと思う。
少し前に今年初めて妹に会った。最後に会った時はお風呂から出たら何も着ずに出て来たのに、久しぶりに会った時はちゃんとパジャマを着て出て来た。子供の成長は早い。
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