男女平等は糞くらえ、法はcase by caseだ

 日本のニュースを見ました。今100年続いた民法の改正が求められているそうです。その改正要求が2つあって、1つは夫婦別姓の認可。2つ目は女性に対する離婚後6ヶ月間の再婚禁止です。日本では戸籍上夫婦が別姓を名のることは認められていません。また、女性に対して離婚後6ヶ月間の再婚も認められていません。この2つの民法の改正をめぐって今裁判所で審議がなされています。

 何が問題なのか。この民法は100年前に制定されたものなので、今の社会とニーズが違ってくるのも当たり前のように思える。しかし、なんのために夫婦別姓を名のる必要があるんだろうか。夫の苗字があまりにダサかったんだろうか。確かに苗字が玉袋とかだったら少し嫌な気がする。でも、それも含めて夫婦の関係を築くのだから、夫婦別姓がいいなんていうのは少しナンセンスな気がする。でも、よく考えたら夫婦同姓である必要もあるのかなと思います。夫婦同姓のメリットって、ただ分かり易さにしかないんじゃないかなって思う。枠を大切に考える日本の伝統として、名前を変えることによって、枠の内側にいるのかそうでないのかを分かりやすくしているだけな気がする。また、日本人の氏名は苗字と名前からなる2ブロック構成だから、そのうちの1つをある意味で意図しない物に反自動的に換えられてしまうのは結構えぐい。パスタとティラミスだからイタリアンランチとしてしっくりくるのに、いきなりそばとティラミスってなったらなんか調子崩れる。パスタだったからティラミスがしっくりきて成立してたんだよーってなる。今「私結構おそばの後でもティラミスいけちゃうんだけど」って思った女子、ぶれるから黙れ。

 自分は夫婦同姓にこだわらなくてもいいと考えます。こんだけ複雑な世の中になってきていますから、特別な理由で夫婦別姓がいいという家庭も増えてくるでしょう。そこで夫婦同姓に固執する必要もないと思います。夫婦別姓という選択肢を与えても、当分の間はほとんどの家庭が夫婦同姓を選ぶはずです。だから選択肢として夫婦別姓を与えても問題ないと思います。

 女性に対する離婚後6ヶ月間の再婚禁止規定は子供の父親が誰かという争いを防ぐために定められたものです。これは明治時代に定められたもので、それから今までこの民法が施行されてきました。しかし、目的が子供の父親をはっきりさせるためというものであれば、今の科学技術でDNA鑑定などもできる訳ですから、この民法は改正されてもいいのかなという気もします。また、この民法が改正されそうになっている理由の1つに男女平等の考えがあります。女性だけに離婚後6ヶ月間の再婚を禁止するのは男女平等に反していないかというものです。策としては男性も6ヶ月間禁止するか女性の6ヶ月間の再婚禁止を解くかです。半年間の再婚禁止をといてもいいと思いますが、半年以内にまた結婚しようと思いますか普通?あんまり思わないんじゃないかなたぶん。結婚も離婚もしたことないから分からないけど。一度夢でゴマキと結婚してたことはありましたけど、目が覚めると同時に離婚届が出されたので二度とゴマキに会うことはなかったですね。

 なんか男女平等をめぐって議論することが多々ありますけど、完全に同じなんて無理なんだからそれを認識することの方が簡単な気がしますよ。男女平等なんてキレイごとです。性が選べずに生まれて来ている時点で不平等なんだから。自分たちは生まれつき不平等なんですよ。

 まあ、男女平等をできるだけ考えてこの民法を維持するのであれば、一律6ヶ月なんて決めるんじゃなくて、夫婦間で弁護士を通して6ヶ月にするのか3ヶ月にするのかまたはフリーにするのかケースバイケースで決めてもいいんじゃないかなと思います。何事もケースバイケースですよ。

 民法もいつの日かたった1ページにならないですかね。「民法第1条:case by case。 以上」みたいな。

Seiru Sato

Don't settle. 考え、行動し、発信する。 面白い話をたくさん出来た人生は楽しい人生と言える。

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