やることやって日本に帰る

 この村に日本人は自分1人。だから毎日のように宇宙人でも見るかのような目で見られる。宇宙人じゃないんだから話しかけてくればいいのにただ見るだけ。自分が友達と話しているのを混じりたそうに見ているだけ。だいたいが男だ。そう言う奴に腹が立ってしょうがない。他力本願さが滲んでいる。あっちから話しかけてくるだろうみたいな。こちとらただ歩いてるだけでも、有名人のような扱いされるのに、そんな他力本願なやつらの相手なんてしてられるかってんだよ。みたいなこの頃を送っています。

 いつも学校に行く時に通る道があってそこの道には同い年ぐらいの男たち数人がいつも溜まっているベンチがある。いつもその前を俺が通るとそいつらは話をやめて俺をじーっと見る。ただ見るだけ。たまに友達とその前を通ると、通り過ぎるか通り過ぎないかぐらいの微妙なところで「コンニチワー」とか「アイシテルー」とか言ってくる。これがめっぽう腹が立つ。喋りたいなら普通に話しかけろや。恥ずかしがってんじゃねーよ。中途半端に気づいてくれたらラッキー感満載の言葉だけポイって投げてんのがすげー腹立つ。

 だから今日「アイシテルー」って言われたら歩みを止めてやろうと思って、その前を通った。「アイシテルー」ではなかったけど、「アリガトー」って言ってきた。いつも通り、通り過ぎると思っていたんだろう。俺が歩みを止めて振り返った瞬間、全員が何も言ってないふりをした。だから「Kenapa?」ってインドネシア語で話しかけた。英語で話しかけたらこいつインドネシア語は分からないって思われて、こそこそ話が始まると思ったから。喋りかけた瞬間一番手前に座ってた奴が「What program do you take, Mr?」って聞いてきた。質問がしょっぱすぎて鳥肌たった。「just speaking」とだけ言って学校に向かった。友達になったつもりなんだろうか、帰りにもう一度そこを通ったとき「hello, Mr」って言われたから友達と話してて聞こえないふりしてやった。ちょうど18歳の女の子にインドネシア語の下ネタの復習をしてもらってるところだったからどっちにしろ返事はしない。

 部屋に帰ってから、なんでこんなつまらないことにイライラしてんだと考えたら、たぶん今の生活にモチベーションが下がってるからだと感じた。日本に帰る日が決まってその日が一刻と迫ってる中、帰りたくない気持ちでいっぱいだけど、その日に合わして生活している自分がいる。完全にその日を意識して生活しているから、今日をMAXで生きれてない感じがする。

 だからブログにわざわざこういうことを書いてみた。明日からまた頭をフル回転して、ストイックに残りのインドネシア生活を送りたい。こっちの人達と話を進めなくちゃいけないこともたくさんあるし。やることやって日本に帰ります。

 ちなみにこの頃毎朝、1晩放置した豚骨スープのような匂いのするおしっこがでます。保険に入ってないので病院にも行けません。おしっこに詳しい方情報ください。

Seiru Sato

Don't settle. 考え、行動し、発信する。 面白い話をたくさん出来た人生は楽しい人生と言える。

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