人見知りな蚊の女(かのじょ)。

 ここに来ての初めての体調不良です。体調不良というより絶不調です。クラスでいきなりスピーチをふられて、ウケを狙いにいったらだだスベリしました。それから1時間後に気分悪くなりました。もともと今日のコンディションが悪かったのもあります。自分のヘアスタイルはほぼ毎日手入れをしないといけないのですが、手入れをしすぎると頭皮が焼かれたぐらい痛くなります。昨晩は手入れをしすぎました。なので痛すぎて枕に頭をつけることができず、ほぼ寝れませんでした。いろいろ重なって今完全に体調がバッドコンディションです。寝不足でだだスベリすると半端じゃないメンタルブレイクを伴うので注意しましょう。

 インドネシアに住み始めてから体の変化もいろいろと出てきました。まず、変な物を食ったらすぐにお腹が痛くなって食った物をすぐに出せるようになりました。あまりにもすぐに出るので、胃と肛門がダイレクトにつながってるんじゃないかと疑うことすらありました。路上でご飯を食べることがしょっちゅうあって、ここ大丈夫かと心配する店も最初はたくさんありました。露店なので、水道がありません。バケツ一杯の水を持ってきてそれですべてやりくりします。手を洗うのも食器やコップを洗うのもそのバケツの中の水で洗います。早い時間帯に行けばまだいいんですけど、まあまあ遅くの時間に行くとバケツの水は濁っていて、その水で洗ったグラスに紅茶を注がれます。完全にこれ飲んだら腹くだすと見れば分かりますが、自分には肛門とダイレクトにつながってる胃があるので怖いものなしです。これで腹をくださなかったら逆にラッキーなくらいです。今は何も恐れずにいろいろなものを食べれますが、日本に帰った人の話を聞くと、日本に帰った後も腹をくだすそうです。お腹の中の細菌がインドネシアの細菌になっていて、帰国してすぐに生ものなどを食べるとお腹をくだすそうです。帰国したらすぐに寿司を食べたいのに、これは最悪の知らせでした。

 他にも体の変化があります。蚊に刺されてもすぐにかゆいのが治まるようになりました。毎晩蚊と添い寝をしています。夜中、耳もとで泣くので数回起こされます。朝起きると体に数カ所キスマークついてます。こんなんが毎日です。でも、だんだん蚊と共存していると分かってくることがあります。日本の蚊とインドネシアの蚊は性格が違う。日本の蚊は夏しか生きることができないのでこれでもかというくらい血を吸って、かゆみもまあまあ長続きします。逃げるときもそこまで速く遠くに逃げません。ターゲットから遠ざかると次いつ血を吸えるか分からないから。インドネシアには一年中蚊がいます。一年中血を吸うことができます。だから日本の蚊ほどハングリー精神がありません。また、外人はめずらしいんでしょうか。蚊が人見知りをしてきます。がっつり刺されたって思った時でも、あんまり腫れません。たぶん外人刺すのは初めてなので、どんくらい痒みを残していいのか分からないんでしょうね。初めて友達の家に行った時のどんくらい出されたお菓子をがっついていいのか分からない感じだと思います。まーまー足に長い間止まっていて、狙いを余裕で定めて潰すと全然血吸ってないとき結構あります。お茶出されてすぐに手は出さずに少し様子を見るみたいな。潰し損ねた時も、あんだけ長く止まってたのに刺されてないやんってなることたくさんあります。結局お茶飲まずに帰ったんでしょうね。ジャングルに入った時も体の周りに蚊が数十匹常に飛んでました。しかし、ジャングルからでて体を見てみると刺された跡は数カ所。ジャングルですからなかなか人に出会えない蚊だったんでしょうか。人見知りが激しかったです。

 蚊でも人見知りするんです。人が人見知りするのはしょうがないことです。インドネシア行ってなにが変わったと聞かれたら、蚊に強くなったと答えることができます。たぶんこの話もすべってメンタルブレイクするんでしょうね。

Seiru Sato

Don't settle. 考え、行動し、発信する。 面白い話をたくさん出来た人生は楽しい人生と言える。

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