非現金社会。野口を興奮させてはならぬ。

 今まで何回財布やカードを落としたか分からないくらい落としてきました。知らない人にいくら寄付したことだろうか。毎回落とすたびに警察に届け出て、でも返ってきたことは1度もないと思います。だから、大学2年生くらいから財布を持つのをやめました。小銭入れとカードケースとマネークリップだけをポケットにいれて歩くようになりました。それをやってみると、今まで財布の中に入っていたほとんどのカードはいらないことに気づきました。アパレルショップに行くと毎回ポイントカードを作るか尋ねられて、一応作ってしまうことは皆さんも多々あると思います。でも、結局それらのカードは使わずに有効期限が過ぎて行く。使わないから期限がいつまでなのかもわからず、財布の中にいつまでも眠っていてどんどん財布がふくれていく。だから財布なんていらないんです。

 しかし、マネークリップにしてからお金の使い方は荒くなった気がします。いつでもお札が表に見えているので、お金がたくさんあるっていう錯覚に陥って、どんどん使ってしまいました。中学生のときに、財布にコンドームをいれておくとお金が減らないってゆーのありませんでした?SEXしたこともないのに長財布にオーストラリアの公衆便所で買ってきた金色のコンドームをいれてました。使わなすぎて袋が破けて少し財布の中がねっちょりしました。中出しでした。野口が興奮してました。なんでお金が減らないかというと、コンドームを入れていると財布を開けるのが恥ずかしくて、無駄に財布を開けなくなるそうです。しかし、残念ながら中学生だったのでお金がなく、自分の財布には常にコンドームしか入っていませんでした。コンドームのオナニープレイ状態でした。

 財布を持たないので、突然予定に無かったお店に行ったり、レンタルショップに行ったりした時にメンバーズカードが無いってことは多々あります。そこが問題でした。だからいつもすべてのカードが1枚に統一されないかなと考えています。インドネシアでお世話になったアジアで活躍されている方に、このカード統一システムを作りたいという話をしたことがあります。しかし、それは難しいということでした。すでにやっている会社が何社かあるそうですが、まだまだ社会に浸透していないということは普及させるのが難しいということです。あと、日本社会の1つの特徴として、垣根を気にするということでした。例えば、TSUTAYAとゲオのメンバーズカードを1つのカードに統一するのはかなり難しいと言われました。1つにするということはどちらにでも行けてしまうわけですから、それぞれのショップの売り上げに影響が出かねません。あくまでライバルな訳ですから、そう簡単に契約してはくれないでしょう。でも、カードを同じにして、情報を交換できるようにすれば、お互いのショップの客情報を見ることができて、決してマイナスポイントだけではないと思います。

 メンバーズカードやポイントカードのめんどくさいところは、毎回個人情報などを書き込み手数料や年会費を払わなくてはいけないところです。カードを1枚にしてしまえば、個人情報は同じな訳だから、毎回の手続きはいらなくなる。他のお店の情報が得られるわけだから、年会費なんて少し削っても痛くないはずです。これにクレジット機能が付いたらもう完璧です。

 最近ではクレジットカードを使う人は増えていますが、まだまだ現金社会です。コンビニの数百円の買い物でもカードを使うのが先進国のあるべき姿だと思います。先進国である以上、現金の方が便利とか言ってられません。どうせそういう社会に世界が移り変わっていくんだから先にやっといて損はありません。でも、毎回カードを使うのはめんどくさい感じは分かります。今のカードの支払い方法ではそうだと思います。PINコードを打ち込んだり、サインしたりする手間が省ければカードを使いやすくなるんじゃないですかね。コンビニのポイントは会計を早く終えることが1つあると思います。そこに毎回カード会計のめんどくさい手間が入ってしまうと、コンビニでカードを使う習慣はなかなか浸透しません。機械にピッでいいんです。不正に使われそうとか思うかもしれませんが、平成25年のカード不正利用被害額は78.6億円です。めちゃ少ないです。10年前は300億円をオーバーしている年もあります。それだけ今のクレジットカードはどんどん安全になってきているということです。

 現金を持ち歩かない社会。近い将来こういう社会はくると思っています。野口や諭吉を興奮させてあげるのはもうやめましょう。


Seiru Sato

Don't settle. 考え、行動し、発信する。 面白い話をたくさん出来た人生は楽しい人生と言える。

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