Amazing!!! No more, 精子泥棒。
「Inception」という映画をご存知でしょうか?自分の1番好きな映画で、内容が面白いこと以上にクリストファー・ノーラン監督のクリエイティブさにとても惹かれるものがあります。この映画の内容としては夢を自分たちで意図的に操って、ターゲットに意識を植え付けるというミッションをこなしていく話なのですが、この映画が上映されたのは2010年で、ちょうど自分が18歳の時です。こんなことができたら毎日寝るのが楽しくなるなって思いました。そして自分は次第に“夢”というものに関心を抱くようになっていきました。
夢について調べていると、ある言葉に出会いました。“明晰夢”(めいせきむ)って知ってますか?簡単にいうと、夢であると自分で自覚しながら見ている夢のことをいいます。普通、夢というのは起きてから夢だったのかと気づくものですが、これは夢の中で気づくことができるのでとても興味をそそるものです。夢の中で意識を持てれば架空の世界で何も気にせず好きなことができる訳です。
しかし、この明晰夢を行うのは簡単なことではありません。夢を見るのは脳が休憩している間に無意識の内に記憶を整理しているからだと言われています。その中で、意識をもって夢をみるということは脳を休めていないことになります。なので、脳への負担はかなり大きいものとなります。
それでも興味があった18歳の自分は明晰夢のやり方を調べてみました。いくつか方法はあったのですが、その内の1つをピックアップしてみました。やり方は、夢から覚めたらすぐに今見た夢をできるだけ詳しく書き留めるというただそれだけのシンプルな方法です。なぜこれで明晰夢を見ることができるのか。この単純な作業が日常化してくると、脳は自動的に見ている夢を覚えようとします。そしてその覚えようという意識が自覚へと変わっていき、最終的には夢の中で意識が持てるようになります。しかし、難しいもので、なかなか見れないし、意識が持てたとしても興奮してしまうと起きてしまいます。
ある日、新宿駅の山手線ホームを夜歩いていました。すごい混み合っていました。すると、たくさんの人がものすごい勢いでホームから逃げるように階段を駆け下りていきます。なんだ?と思いながら、後ろを振り返るとものすごい大きさの光った玉が追いかけてきていました。ヤバい、死ぬと思って自分も大衆に紛れて逃げ始めましたが、階段を下りかけた時に、「そんな訳ない。」ってなぜか思いました。少し考えて見るとなんでここに自分がいるのかも分かりません。その時、「あ!!!夢だ!!!」って思いました。でも、すぐ冷静になって興奮を抑えました。興奮が蘇る前に何かしなきゃいけないと思って、グワァァァと考えたあげく、とっさに両手をその光る巨大な玉に向かって大きく突き出してみると、手のひらからものすごい勢いでビームがビギャーーーーーーーーンって出ました。Amaziiiiiiiiiing!って思ったころには目が覚めていました。これが唯一の明晰夢でした。見れたことはうれしかったのですが、それ以降新宿駅を歩くとそわそわします。
夢とは不思議なものです。人間が共通して見るものなのに、未だ夢という現象は詳しく分かっていません。睡眠は全生物に共通してある数少ないものかもしれません。夢という話から関連してもう1つお話したいと思います。
女性の方には少し理解が難しいと同時に汚い話になってしまうのですが、男性の大半は夢精というものを体験します。簡単に言うと寝ている間に無意識で射精をしてしまうことです。中学・高校生に多いらしいのですが、自分は体験がありませんでした。なので、たまに大学の男友達とかと夢精の話などになると、体験がないのでまったく分かりませんでした。友達の意見によると後処理に困るとか、すごい恥ずかしくなるとか、親にバレないように隠すのが大変とか言っていました。そんな自分が21歳の頃人生初めての夢精を体験しました。恥ずかしい話です。でも、生理現象ですので仕方のないことです。
下半身がなんか湿っていることに気づいて起きました。まさか!と思って確認すると、僕のセイルが泡吹いて倒れていました。ホント無意識に「お前何してんの」と喋りかけていました。自分の子供が初めて独り立ちしていった気分でした。まるであかの他人のようでした。俺の貯蔵庫から勝手に盗みやがってと。No more, 精子泥棒。ですよホントに。
この汚い話で空き巣被害が少なくなることを期待して、終わりたいと思います。
感じ方には個人差があると思いますが、心からお詫び申し上げます。Nice to meet you.
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